下記の3つの原因が考えられます。
(1)UAC制御が有効な場合で、かつ地図データをProgram Files(UAC管理下)に配置した場合は、必ず管理者権限がある状態で編集をしなければいけません。
管理者権限が無い場合、地図編集でエラーが発生します。
「newファイルが存在するため書き込めない」というエラーが発生するにも関わらず、newファイルが無い場合も上記の原因の可能性があります。
UAC制御が有効な環境でお使いいただく際には、必ず管理者権限が存在する状態でお使いいただきますよう、お願いいたします。
(2)試行回数内でlockファイルを作成できなかったという例外が発生した場合
可能性としては以下の2つが考えられます。
a.何らかの理由でサーバーに lock ファイルが残ってしまっている。
他の端末で別の障害が発生し、その端末が原因でlockファイルが残ったままになっている場合です。この場合は lock ファイルを削除して再試行して下さい。
b.Windows共有がなんらかの理由で使えない(書き込みできない)状況になった場合です。
端末を一旦再起動していただき、該当端末からの書き込み権限があることを確認したうえで再試行することで、復旧することが予想できます。
(3)MQX.newやMQX.tmpファイルが残ってしまった場合
MQXファイルを更新する際、一時的に MQX.new や MQX.tmp という拡張子のファイルが作成されます。
MQX更新中に異常終了すると、上記拡張子のファイルが残ってしまうことがあります。このような場合に地図データを更新前の状態に復旧する方法をご説明します。
a. .MQX.tmp と .MQX が両方存在する場合
.MQX.tmp、MQX.new を削除してください
b. .MQX.tmpが存在し、.MQX が存在しない場合
.MQX.tmpを*.MQXにリネームしてください
MQX.new を削除してください
また排他制御が有効な場合は.MQX.lockというファイルが生成されますのでこちらも削除します。
以上で地図データを更新前の状態に復旧することができます。