MQXファイルの適切なサイズ
当社で地図を作成する際は、MQXファイルが10MB程度となるように設定をしております。
大きすぎると、バイナリの読み込みに時間がかかり、小さすぎると描画時のキャッシュを無駄に消費してしまいます。
1地図IDあたりの適切なレイヤ数(階層の幅)、レイヤ分割数の目安
レイヤの分割数については、その地図IDで管理されている階層が表示される
縮尺によります。例えば画面上に数百メッシュが表示されるような分割数ですとキャッシュの上限を超えてしまい、ファイルI/Oが多くなり表示が遅くなります。そのため、分割数は、画面内に数十メッシュが表示される程度のサイズが適切です。
階層の範囲については、表示される縮尺が近い階層をまとめて設定するべきですが、そのうえで、MQXファイルが大きくなりすぎないようにレコードを分けるようお願いします。
mainmap.infのレコード数
INFファイルは地図のオープン時に読み込み階層を生成しているため、
描画速度に対しては影響はございません。
また、INFファイルの読み込み自体は、レコード数に比例して時間はかかりますが、
複雑な処理は行っていないため、非常に遅くなるということはございません。
起動時の時間は、INFのレコード数よりも、階層数・属性数に大きく依存します。